スーパーヴァイザー 挨拶

 このたびMCRのスーパーヴァイザーを務めることになりました紫藤クリニックの紫藤昌彦(シドウマサヒコ)です。

 

 私は東京の高田馬場で精神科診療所を開業しておりますが、勤務医の頃は病院での精神科臨床に加え、海外の大使館や都内の保健所に勤務した経験があります。保健所に勤務していた頃、私は保健師さんたちが精神の困難ケースに四苦八苦している姿を見ていました。保健所の仕事は隙間産業と呼ばれていて、医療に繋がりにくい人たちをたくさん抱えていたのです。そして、将来自分が開業したら、隙間を埋めていくお手伝いをしたいと考えていました。

 

 開業して齋藤暢一朗先生や深谷篤史先生と知り合ってMCRの存在を知るようになったのですが、MCRも保健所と同様に隙間にいる人たちに救いの手を差し伸べる活動をしていることを理解しました。それまでの私は、「臨床心理士は面接室でクライエントと向き合う仕事は得意だが、アウトリーチや他職種連携は苦手」といった誤った認識を持っていたように思います。現在、厚生労働省で議論されている「公認心理師カリキュラム等検討会」では、公認心理師に他職種連携や地域連携が期待されており、MCRが公認心理師を先取りする柔軟性や機動性に営んだ活動をしていたことにあらためて驚かされた次第です。

 

 精神科診療所の一開業医に過ぎない私にMCRのスーパーヴァイザーが務まるのか、皆さんと共に考え共に学んでいくことができれば自分にとっても有意義なことだろうと思います。これもまた人との出会いですので、ご縁のあった皆さんと一緒に勉強していきたいと思っています。

 どうぞよろしくお願いします。    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 2017年2月14日

                    紫藤 昌彦


【スーパーヴァイザー 略歴】

 紫藤 昌彦(Shido Masahiko) 医師・医学博士

  

  1979年3月 弘前大学医学部卒業

  1979年6月 国立病院医療センター精神科

  1984年6月 国立療養所久里浜病院精神科

  1988年4月 外務省 在ヨルダン日本大使館医務官

  1991年6月 東京都北区赤羽保健所 予防課長

  1995年2月 国立国際医療センター精神科   

  1997年1月 東京都新宿区にて 紫藤クリニック開設

 

  現在    医療法人社団コスモス会 紫藤クリニック 理事長・院長

        日本精神神経学会 理事・代議員

        日本精神神経科診療所協会 副会長

        東京精神神経科診療所協会 副会長

        東京都医師会 代議員